NARO栽培管理支援API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断:RiceAdditionalFertilizerInformation
- 更新日 2024-10-21
概要
API名称
説明
「NARO栽培管理支援API」は、予報値を含む気象データを活用して水稲、小麦、大豆の発育予測情報、適切な施肥量や施肥時期、病害の発生予測情報などの、作物の栽培管理を支援する様々な情報を提供するAPIで多数のメソッドを含んでいます。
「栽培管理支援API03:水稲 高温登熟障害対策・追肥診断」は、NARO栽培管理支援APIの1メソッドです。高温登熟条件で多発する白未熟粒による玄米外観品質の低下が、近年の温暖化傾向によって生産現場で大きな問題となっています。異常高温で多発する背白粒や基部未熟粒(基白粒)は、出穂前の窒素施肥によって発生が軽減することが知られています。高温登熟障害対策・追肥診断メソッドでは、圃場の緯度・経度、品種、移植日、穂肥時の葉色情報(SPAD 値もしくは、葉色板による葉色値)などを入力することで、基部未熟粒の発生を予測するとともに、高温登熟環境下における品質被害の軽減に効果的な追肥量を算出します。現在、「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」にのみ対応しています。
データの更新頻度
カテゴリー
添付ファイル
関連メソッド
- NARO栽培管理支援API01 水稲 発育予測: RiceGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API02 水稲 収穫適期診断: RiceHarvestInformation
- NARO栽培管理支援API04 水稲 冷害リスク情報: RiceColdDamageRiskInformation
- NARO栽培管理支援API05 水稲 紋枯病発生予測:RiceSheathBlightPrediction
- NARO栽培管理支援API06 水稲 稲こうじ病発生予測: RiceFalseSmutPrediction
- NARO栽培管理支援API07 水稲 あきだわら栽培管理支援:RiceAkidawaraCultivationInformation
- NARO栽培管理支援API08 水稲 移植適期診断: RiceTransplantationInformation
- NARO栽培管理支援API09 小麦 発育予測: WheatGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API10 小麦 子実水分・穂発芽危険度予測:WheatGrainMoisuturePredition
- NARO栽培管理支援API11 大豆 発育予測: SoybeanGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API12 大豆 潅水支援: SoybeanIrrigationSupportInformation
- NARO栽培管理支援API13 共通 発育予測モデル調整:GrowthPredictionModelAdjustmentInformation
- NARO栽培管理支援API15 水稲 幼穂発育予測: RicePanicleDevPrediction
- NARO栽培管理支援API16 水稲 直播発育予測: RiceGrowthPredictionDS
- NARO栽培管理支援API18 共通 発育予測モデルパラメータ決定: PhenologyModelParameterization
- NARO栽培管理支援API21 水稲 発育予測(幼穂観察による補正機能付き):RicePhenologyPredictionWithRealtimeAdjustment
- NARO栽培管理支援API23 雑草発育予測: WeedGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API24 水稲 高速発育予測: HighSpeedRiceGrowthPrediction
リクエスト
URL
https://api.wagri.net/API/Individual/NIAES/AGMIS/RiceAdditionalFertilizerInformation
説明
高温登熟環境下における玄米外観品質被害の軽減に効果的な追肥量の算出等を実行する栽培管理支援APIのメソッド。メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストのボディは、JSON 形式です。リクエストボティは、栽培地の緯度・経度、移植日、穂肥時の葉色情報(SPAD 値もしくは葉色板による葉色値)などの栽培データと品種情報などで構成されます。パラメータ値にもとづき、高温登熟環境下における基部未熟粒の発生予測情報や品質被害の軽減に効果的な追肥量が利用者側に返されます。
HTTPメソッド
パラメータ
メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストヘッダ―や入出力パラメータについては、「気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API標準作業手順書」を参照してください。
呼出例
呼び出し時のリクエストボディの例:
{ "lat": 34.41, "lon": 135.31, "date_st": "2019-04-30", "age_tp": 3.2, "cultivarid": 1, "riceid": 0, "spadval": 1.0, "colorscale": 1.0, "nitroconc": 1.0, "youshokudate": "2019-06-29", "default_param": true }
レスポンス
レイアウト
HTTPレスポンスのボディはJSON形式となります。
白未熟粒(基部未熟粒)の発生予測値や被害軽減に効果的な追肥量等が出力されます。
レスポンス例
{ "avrtemp": 22.521, "judgemsg": "慣行に基づいた窒素追肥をお薦めします(追肥診断に基づいた追肥を行うと、大幅な品質向上は期待できませんが収量は5%前後高まる可能性があります。なお、天候によっては玄米タンパク含量が高まるリスクがあります。)。", "NitroValue": 6, "DressValue": 60, "MijukuValue": 29.852, "MijukuValueN": 3.224, "errormsg": "" }
ステータスコード
コード | 値 | 値の説明 |
---|---|---|
200 | OK | 処理成功 |
400 | Bad Request | HTTP リクエストのデータが不正 |
401 | Unauthorized | 認証エラー |
403 | Forbidden | アクセス権限がない |
404 | Not Found | HTTP リクエストで指定されたメソッドが存在しない |
500 | Internal Server Error | その他のエラー |