NARO栽培管理支援API13 共通 発育予測モデル調整:GrowthPredictionModelAdjustmentInformation
- 更新日 2024-10-21
概要
API名称
説明
「NARO栽培管理支援API」は、予報値を含む気象データを活用して水稲、小麦、大豆の発育予測情報、適切な施肥量や施肥時期、病害の発生予測情報などの、作物の栽培管理を支援する様々な情報を提供するAPIで多数のメソッドを含んでいます。
「栽培管理支援API13: 共通 発育予測モデル調整」は、NARO栽培管理支援APIの1メソッドです。栽培管理支援API01(水稲),09(小麦),11(大豆)で使用する発育予測モデルのパラメータは、複数地域のデータをもとに品種ごとに決定されていますが、発育はモデルで考慮していない様々な栽培・環境要因によっても影響を受ける可能性があり、予測対象とする地域で取得された発育ステージのデータを利用してパラメータを調整することで、予測精度が向上することが期待されます。本メソッドは、利用者が適用する圃場(あるいは、環境条件がほぼ等しい近隣地域)で、同様な栽培条件で得られた過去の発育データを用いて、発育予測モデルのパラメータを調整する機能を提供します。
データの更新頻度
カテゴリー
添付ファイル
関連メソッド
- NARO栽培管理支援API01 水稲 発育予測: RiceGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API02 水稲 収穫適期診断: RiceHarvestInformation
- NARO栽培管理支援API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断:RiceAdditionalFertilizerInformation
- NARO栽培管理支援API04 水稲 冷害リスク情報: RiceColdDamageRiskInformation
- NARO栽培管理支援API05 水稲 紋枯病発生予測:RiceSheathBlightPrediction
- NARO栽培管理支援API06 水稲 稲こうじ病発生予測: RiceFalseSmutPrediction
- NARO栽培管理支援API07 水稲 あきだわら栽培管理支援:RiceAkidawaraCultivationInformation
- NARO栽培管理支援API08 水稲 移植適期診断: RiceTransplantationInformation
- NARO栽培管理支援API09 小麦 発育予測: WheatGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API10 小麦 子実水分・穂発芽危険度予測:WheatGrainMoisuturePredition
- NARO栽培管理支援API11 大豆 発育予測: SoybeanGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API12 大豆 潅水支援: SoybeanIrrigationSupportInformation
- NARO栽培管理支援API15 水稲 幼穂発育予測: RicePanicleDevPrediction
- NARO栽培管理支援API16 水稲 直播発育予測: RiceGrowthPredictionDS
- NARO栽培管理支援API18 共通 発育予測モデルパラメータ決定: PhenologyModelParameterization
- NARO栽培管理支援API21 水稲 発育予測(幼穂観察による補正機能付き):RicePhenologyPredictionWithRealtimeAdjustment
- NARO栽培管理支援API23 雑草発育予測: WeedGrowthPrediction
- NARO栽培管理支援API24 水稲 高速発育予測: HighSpeedRiceGrowthPrediction
リクエスト
URL
https://api.wagri.net/API/Individual/NIAES/AGMIS/GrowthPredictionModelAdjustmentInformation
説明
発育予測モデルの調整を実行する栽培管理支援APIのメソッド。メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストのボディは、JSON 形式です。リクエストボティは、対象とする作物、品種、ステージと、移植日、緯度・経度、各ステージ観察日を含む利用者発育データなどで構成されます。パラメータ値にもとづき、栽培管理支援APIで利用可能な発育予測モデルパラメータ調整係数が利用者側に返されます。
HTTPメソッド
パラメータ
メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストヘッダ―や入出力パラメータについては、「気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API標準作業手順書」を参照してください。
呼出例
呼び出し時のリクエストボディの例:
{ "cropid": 0, "crop_by_id": 3, "default_param": true, "tp_or_ds": 0, "pheno_phase": 0, "data": [ { "dataid": "data1", "lat": 36.0108, "lon": 140.1395, "date_st": "2023-05-05", "date_en": "2023-08-01" }, { "dataid": "data2", "lat": 36.0108, "lon": 140.1395, "date_st": "2023-05-15", "date_en": "2023-08-03" } ] }
レスポンス
レイアウト
HTTPレスポンスのボディはJSON形式となります。
降水量、基準蒸発散量、推定蒸発散量、有効水分量、および乾燥ストレレス指数の予測値と、いくつかの補助的なデータが出力されます。詳しくは「ダイズへの適期灌水を実現するための『灌水支援システム』Webシステム開発者向け標準作業手順書(https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/sop/156514.html)を参照してください。
レスポンス例
{ "varid": 41, "model_type": 0, "param_type": 0, "cultivar": "コシヒカリ", "n_data": 2, "function_type": 0, "adj_coef_g_res": 0.859763, "sse": 1, "rmse": 0.71, "dataid":["data1", "data2"], "st_to_en":[88, 80], "st_to_en_est":[87, 80] }
ステータスコード
コード | 値 | 値の説明 |
---|---|---|
200 | OK | 処理成功 |
400 | Bad Request | HTTP リクエストのデータが不正 |
401 | Unauthorized | 認証エラー |
403 | Forbidden | アクセス権限がない |
404 | Not Found | HTTP リクエストで指定されたメソッドが存在しない |
500 | Internal Server Error | その他のエラー |