- 活用事例 -

ソフトビル様

JAやつしろドローン防除受委託の取組事例の紹介

JAやつしろについて

正式名称:八代地域農業協同組合
代表理事 組合長 :山住 昭二
所在地:〒866-0043熊本県八代市古城町2690
組合員数:正組合員 6,509名 ・ 准組合員3,736名 ・ 合計10,245名
※令和2年3月31日現在
URL:https://www.ja-yatsushiro.or.jp/

活用事例【デジタル農業】
JAやつしろ ひかわ営農センター内カントリー施設

水稲栽培における現状と課題

JAやつしろは県内で有数な水稲産地である。

近年、水稲栽培では作業の効率化とコスト削減を図るため植付から収穫作業の全てを農家が実施するのではなく、まとめて実施した方が効果的な作業は別途専門業者に依頼し作業効率の向上とコスト削減に取組んでいる。

JAやつしろでも防除作業をJAが窓口となり生産者から防除作業を受託し外部の専門業者に作業を依頼している。しかしながら、ドローン防除の受託業務において表.1、図.1のとおり業務プロセスに複数の関係者が複雑に絡んでいるため、紙と電話で業務管理することが多⼤な負担になっている。

表1 ドローン防除の委託業務の業務プロセス
●依頼者 ○承諾者(作業者)
作業内容 生産者 JA購買担当者 委託業者
①委託作業の申込
②申込内容の確認
③圃場の目印 ※圃場に旗を立てる ※圃場の旗を確認
④作業の依頼
⑤現場の確認
⑥作業の実施
⑦実施状況の報告 ● ※JA営農指導員→JA窓口担当
⑧作業完了の報告
⑨請求

とくに、圃場の位置特定が困難であるため農業者とJAの担当者とさらに委託業者が現地圃場に行き圃場位置と⽩地図とを照合し防除する圃場位置を確認しなければならず農業者・JA担当者・委託業者の大きな負担になっている現状がある。

図1 ドローン防除の委託業務の業務プロセス図
スマートアグリ
活用事例【精密農業】
左からドローン防除の業者、生産者、JA担当者

FarmBoxを利用した新たな取組で作業負担を軽減

そこで、JAやつしろでは2018年から導入している営農支援ツールFarmBox(※1)を利用し圃場情報をマッピングし関係者で共有可能な仕組みを導入することで、作業現場では、委託業社が圃場データの位置情報を利⽤して、当該受託圃場を探す⼿間が効率化したことに加えて、受託業務が未完了の圃場を探す際にも⾮常に便利になり作業負担の軽減に繋げることができた。

活用事例【データに基づく農業】
FarmBoxを利用して圃場を確認しているJAやつしろの担当者

※1 ファームボックスは主にJAや農業者グループなどが情報共有のために組織で利用するアプリケーションです。
農業の現場で紙ベースだった情報や、分散されていた情報をデジタル情報として集約し産地全体で共有することで「見える化」だけでなく目的に合わせて情報活用できる農業専用の「業務改善サービス」です。
参考URL:https://soft-build.co.jp/product/farmbox

新たな取組課題の解決に統合農地APIを利用

取組を実施するにあたり課題として事前に受託した全ての圃場をマッピングする必要があった。圃場のマッピングは住所情報からは圃場の位置情報をデータ化しマッピングすることは難しく現場に行き登録作業が必要で大きな作業負担となっている。
さらに登録データは関係者への共有が困難で同じ情報を複数回登録する必要があった。

今回、WAGRI上で提供されている統合農地API(※2)を利用し住所情報だけで正確に位置情報とポリゴン情報をマッピングすることに成功し大幅な軽減に繋げることに成功した。統合農地APIでのマッピング割合は90%以上で整合性も高く大きな効果を発揮した。

活用事例【農業のスマート化】
JAやつしろ ひかわ営農センター職員のみなさん
※2 統合農地データとは農研機構:農業情報研究センターがWAGRIに提供しているAPIです。 土壌図と農地ピンさらには筆ポリゴンを組み合わせた情報をパッケージ化しており利用者は一度にまとめてこれらの情報を取得可能です。

PDF資料

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