- 活用メリット -
WAGRIの活用メリット(比較・優位性)
1.WAGRIの基本機能
農業現場における生産性を飛躍的に高めるためには、データをフル活用できる環境を整備することが不可欠。
WAGRIの基本機能を簡単にご紹介します
利用
基盤データの利用
(農地、農薬、肥料、気象など)
▶︎ 農地データや農薬データを自社システムへ取り込み、圃場登録や農薬の使用制限の表示など、農業者向けサービスを拡充できます。
▶︎公的機関や民間企業のデータがJSON
※提供されており、開発コストを削減できます。
※JSON:Java Script Object Notation の略で、可読性と自由度が高く軽量なデータ交換フォーマットで、WEBシステムの開発等で広く利用されている
研究成果のプログラムの利用
▶︎ 水稲の生育予測、施設園芸の収量予測等の研究成果を利用し、自社のサービスに組み込めます。
有償提供(販売)
自社で保有するデータの有償提供
▶︎ 気象データや地図データなど、自社で保有、収集する様々なデータをWAGRI会員に向けて有償提供(販売)することができます。
自社開発のプログラムを他社へ有償提供
▶︎ データ変換用のプログラムなど、自社システムのプログラムの一部をセキュリティ担保し、WAGRI会員に有償提供(販売)することができます。
他社や農研機構とのデータ共有
▶︎ 共同研究や実証等のデータを共有し、WAGRI会員間で相互に利用することができます。
2.WAGRIの強み
WAGRI の強みは、公的機関が運用する安心感、農研機構や農水省のデータ実装、実証事業や共同研究に活用されている、拡張性と将来性、 API 開発の容易性、の 6 点が代表的なものです。
(1)公的機関が運用する安心感
内閣府のプロジェクトであるSIP1期にて開発され、国立研究開発法人である農研機構が運用しています。
(2)農研機構の研究成果の実装
農研機構の数多くの研究成果を、今後も順次実装します。
WAGRIからしか取得できないデータやプログラムを利用できます。
(3)農林水産省の市況・統計データの実装
農水省の市況データや統計データ等、加工に手間のかかるデータが利用しやすいJSON形式で入手できます。
(4)各種の実証事業、研究機関との共同研究における活用
スマ農実証事業での経営データ収集にも活用されているように、今後も様々な実証事業や、共同研究において活用が見込まれます。
(5)継続的な機能拡張と将来性
農業生産に関わるデータだけでなく、流通・加工・消費までの「スマートフードチェーン」に対応したプラットフォームへの拡張を計画しています。
(6)データ提供の容易性
WAGRIシステムの特長である、GUIの開発画面を利用して、容易にAPIを開発したり、仕様の変更に迅速に対応できます。
3.WAGRIの活用メリット
- 農業者は、WAGRIを活用した付加価値の高いICTサービスを利用し、データをフル活用した農業に取り組みます。
- 農業現場のデータの他、農業関連のデータを各種団体や民間企業がAI等を用いて解析し、WAGRIに実装されることにより、さらなるICTサービスの向上につながります。
データ・プログラム利用者
- 農業団体
- 農機メーカ
- ICTベンダ
- アグリテック・ベンチャー
- 種苗メーカ
- ドローンサービス会社
- 施設演芸関連企業
各種ICTサービス
- 営農指導支援
- 営農計画策定支援
- 作業遂行支援(ドローン等)
- 病害虫診断
- 精密自動防除
- 新品種育成支援
- 栽培法改良支援
データ・プログラム提供者
民間企業/事務局
- メッシュ気象データ
- 農地区画データ
- 農薬登録データなど
農研機構等公的機関
- 土壌図データ
- 市況データ
- 経営体数、農地面積データ
- 農薬散布マニュアル
- 病害虫ヒストリカルデータ
- ゲノムデータ
- 機能成分データなど
WAGRI提供(予定)API
- 生育予測API
- 収穫予測API
- 統合農地情報API
- 病害虫判定API
- 経営体数予測API
- 市況予測API
- 推奨農薬提示API
- 広域発生予察API
- 栽培管理技能抽出API
- 交配品種選別API
- 育種作業技能抽出APIなど
- マーク:実装計画中(研究中を含む)